飲食店開業時に必要な基礎知識: 勘定科目はどれを使うの?
勘定科目はどれを使うの?
経理のために、領収書や請求書をとりあえず集めたけれども、いったい何費なのか
分からないという声をしばしば耳にします。
費用等の名前のことを、勘定科目(かんじょうかもく)といいます。
領収書や請求書が何費になるのか、頻度が高いと思われる支出について紹介しますね。
とはいえ、必ずこうでなければいけないというほど硬直的なものでもありません。
また会計ソフトによっても違うこともありますし、場合によっては会社特有の費用名を付けることもあります。
まずは、代表的な費用の名前を覚えるといいですね!
消耗品費 |
オフィスで使う少額の備品等の支出です。 ゴミ袋、アスクル等文房具等、トナー等コピー機関連の補充品等。 ※ 事務用品費という科目を使う場合もありますが、一括して、消耗品費でも構いません。 |
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旅費交通費 |
仕事で使った交通費です。電車代、タクシー代、バス代、飛行機代、suica等。 |
福利厚生費 | オフィスの従業員用のコーヒー・お茶・お菓子、従業員向けスポーツクラブへの支払補助等。 |
会議費 |
打ち合わせで喫茶店の飲食費等。オフィスで缶ジュース等片手の打ち合わせ。 ※ 節税という観点からは交際費よりも有利です。 |
接待交際費 |
取引先との会食等(酒の席等)。 (5000円未満であれば会議費になることもあります) お中元・お歳暮、顧客訪問時の手土産のお菓子等。 |
通信費 |
電話・携帯電話代、インターネット等。 ※ 通信費の支払いは領収書でなく請求書だと思いますが、個人のクレジットカードで インターネットに加入している場合、個人と会社との間で経費精算することもあります。 |
広告宣伝費 | GoogleアドワーズやYahoo等のリスティング広告や、各種広告媒体への出稿費用等。 |
販売促進費 |
営業コンサルティング会社への支払いや、SEO対策など、コンサルティング会社への支払い。 ※ 広告宣伝費との区別は微妙です。まとめて販売促進費でも問題ないと思います。 |
支払報酬 |
公認会計士・税理士、司法書士、社会保険労務士、行政書士、弁護士、不動産鑑定士等への支払。 収入印紙の購入代、登記関連の税金。 |
雑費 |
適当な費用の名称がつけづらいような雑多な支出。 むやみに雑費は使わないほうがいいでしょう。 |
まだまだいろいろな費用の名前はありますが、まずは代表的なものを覚えておけばいいでしょう。
自分のお店を開店したい、税理士を変更したいなど、オーナー様には悩みがたくさんありますよね。
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