飲食店開業時に必要な基礎知識: 毎日の売上はどう集計する?
毎日の売上はどう集計する?
飲食店を開業するならば、毎日その日の売上を集計する必要があります。
また、経理や帳簿付けもしなければなりません。
そこで、飲食店の経理で重要?な3つの道具をご紹介します。
それは…"お会計伝票"、"状差し"、"レジスタ"です。
※状差し(じょうさし)
それでは、飲食店の3種の神器を使って、売上集計する流れをご説明します!
事務負担軽減や経営管理への有効性はシステム投資額の多寡(POSレジ導入や
会計データとのインターフェイスの問題、ERP導入等)によっても異なりますので、
ここではシンプルな売上集計の流れのサンプルをご紹介します。
飲食店の営業開始です!
①飲食店にお客様が来店→テーブルへ。
②店員さん(ホールスタッフ)がテーブルでお客様から注文を取ってお会計伝票に記入。
③お会計伝票には品名・数量、テーブル番号を記入。
④厨房にお会計伝票を持って行って、注文内容を料理人に伝える。
⑤厨房から料理・飲み物がカウンターに運ばれる。
⑥店員さん(ホールスタッフ)は、料理・飲み物とお会計伝票を一緒にお客様のテーブルに運ぶ。
⑦お客様の食事が終わり、店を出るときにこのお会計伝票をレジへ持って行ってお支払い。
⑧レジ担当の店員さんは、お会計伝票を状差しに刺して一時保管。
⑨お会計伝票の内容をレジスタに入力。
1日の営業が終了!
①その日の状差しのお会計伝票を、電卓などを使って全て合計します。
②レジスタから、その日の売上高をレジシートに出力。
③お会計伝票とレジシートの金額が一致していることを確認(本来一致するはずです)。
→もし金額が一致していなかったら、レジスタの打ち忘れか、レジスタの打ち間違いがあるということです。
④レジシートの集計金額と現金の残高を照合。
⑤1日の売上高合計額を会計ソフトに入力。
⑥日々の売上金は、釣銭や必要な小口の現金をのぞき、金融機関に入金。
閉店後は、夜間金庫を利用します。
まだまだいろいろな費用の名前はありますが、まずは代表的なものを覚えておけばいいでしょう。
自分のお店を開店したい、税理士を変更したいなど、オーナー様には悩みがたくさんありますよね。
私たちは多数の飲食店経営の支援をする会計のプロです。
必要なアドバイスとフォローを行い、スムーズな開店をお手伝いいたします!
どうぞお気軽にご相談ください。